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浅間登山と里程標

** 浅間山噴火口に到る道程三里三十丁 **




 大正9年、浅間登山者の便を図る為、小諸町の有志が 登山道に里程標を設置しました。

 起点を八幡神社 森の出端とし、そこに 動く四角形 浅間登山元標 を建てました。

 そして元標から三丁毎に 里程標を設置しました。

 この里程標は寄進で造られたようで、元標からの距離数と 寄進者の名前が彫ってあります。



その一部をご紹介します。



   動く四角形 三 丁 や 六 丁 は 比較的町の近くにあります。


   動く四角形 十二丁には ちょっとしたエピソードがあります。


   動く四角形 二里は、浅間山荘さんの裏手にあります。





 『三丁毎に頂上まで里程石標があり、迷え路や危険難所にも石標が建てられてあるからそれを目あてに登れば間違ひなく頂上に達せられる』(「浅間登山案内記」宮様常著 大正10年)と誇らしげに書いてある。彼らの意気込みが感じられますね。



【浅間山講演会と里程標】
 島崎藤村先生をお呼びして開催された有名な 浅間山講演会も、この里程標建設寄付金の残金で開催されたそうです。


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